コラム

スポーツトレーナーを目指す理学療法士学生の実践学習|入間向陽高校女子バスケットボール部 SHINES サポート

医学アカデミーのスポーツプログラムでは、入間向陽高校女子バスケットボール部 SHINES の活動に年間を通して関わり、学生が教員とともに安全・安心・最大トレーニング効果を意識したスポーツサポートを実践的に学んでいる。

高校女子バスケットボール部を年間で支えるスポーツプログラム

医学アカデミー理学療法学科のスポーツプログラムでは、理学療法士を目指す学生が、実際のスポーツ現場で学ぶ機会を大切にしている。

その実践フィールドの1つが、埼玉県立入間向陽高等学校女子バスケットボール部「SHINES」である。

SHINESでは、監督の先生のご理解とご協力のもと、選手の安全、安心、そして最大限のトレーニング効果を目指したサポートを実施している。単発のイベント型サポートではなく、チームの年間スケジュールやピリオダイゼーションを踏まえながら、継続的に関わることが特徴である。

ここに、医学アカデミースポーツプログラムの学びの理想がある。

チーム全体の練習計画に合わせ、朝練でのプライオメトリック指導を実施
入間向陽高校女子バスケットボール部SHINESの朝練でプライオメトリック指導を行う様子

教員が現場を担当し、学生が同行して学ぶ

SHINESのサポートは、医学アカデミー理学療法学科の教員である古谷友希が中心となって担当している。古谷は理学療法士、NSCA-CPT、医学博士として、スポーツ現場に必要な医学的視点、トレーニング指導、コンディショニングの考え方を組み合わせながらチームに関わっている。

医学アカデミーのスポーツプログラムでは、この現場に学生も積極的に同行している。

学生は、単に見学するだけではない。選手の動き、トレーニングフォーム、疲労の様子、練習の流れ、指導者とのコミュニケーションを実際に見ながら、「現場で何を観察し、何を判断し、どのように支援するか」を学んでいく。

理学療法士・NSCA-CPT・医学博士の教員がスポーツ現場を担当
医学アカデミースポーツプログラムでスポーツ現場を担当する教員

サポートの柱は「安全・安心・最大トレーニング効果」

SHINESへの関わりでは、次の3つを重視している。

1つ目は、安全である。
高校生アスリートのトレーニングでは、強度を高めることだけが目的ではない。正しいフォーム、適切な負荷設定、疲労への配慮、ケガの予防を前提にする必要がある。医学アカデミーのスポーツプログラムでは、理学療法士+トレーナー養成校としての専門性を活かし、身体への負担やリスクを考えながらサポートしている。

2つ目は、安心である。
選手が不安なく練習に取り組めるよう、トレーニング中の声かけや体調確認、試合時のメディカルサポートを行っている。高校生にとって、近くに身体の専門家がいることは大きな安心につながると信じている。

3つ目は、最大トレーニング効果である。
チーム全体の練習計画に合わせて、筋力トレーニング、プライオメトリック指導、体力測定などを組み合わせることで、選手のパフォーマンス向上を目指している。

正しいフォームと安全管理を意識した筋力トレーニング指導
学生トレーナーが高校女子バスケットボール選手のベンチプレスをサポートする様子

筋力トレーニング、プライオメトリック、体力測定を実施

SHINESへのサポートでは、主に次のような内容を実施している。

筋力トレーニングでは、ベンチプレスなどの基本的な種目において、フォームの確認、補助の入り方、負荷量の調整を行っている。単に重さを上げるのではなく、競技に必要な身体づくりとして、安全性と効果の両立を重視している。

プライオメトリック指導では、ジャンプ、切り返し、着地、方向転換など、バスケットボールに必要な爆発的動作や減速動作を意識したトレーニングを実施している。朝練の時間を活用し、チーム全体のピリオダイゼーションに沿って取り組んでいる点も大きな特徴である。

また、体力測定を通じて選手の状態を把握し、トレーニングの方向性を考える機会も設けている。測定して終わりではなく、結果をどのように練習やトレーニングに反映するかまで考えることが、スポーツ現場で求められる力である。

バスケットボールに必要な切り返し動作や反応を意識した朝練サポート
体育館で女子バスケットボール部の朝練をサポートする様子

体力測定を通じて選手のコンディションとトレーニング効果を確認
スポーツ選手の体力測定を行う医学アカデミースポーツプログラムの様子

試合現場ではSHINES専用のメディカルサポートも実施

練習だけでなく、試合時にはSHINES専用のメディカルサポートも行っている。

試合現場では、選手の表情、動き、疲労、違和感の訴えなどを短時間で把握する必要がある。練習時とは異なり、試合では判断のスピードも求められる。学生にとって、こうした現場を経験することは、教室だけでは得られない貴重な学びとなる。

スポーツを支える専門職には、知識だけでなく、現場での観察力、判断力、コミュニケーション力が必要である。医学アカデミーのスポーツプログラムでは、実際のチームに継続して関わることで、これらの力を段階的に育てている。

年間を通して1つのチームに関わるからこそ学べる

医学アカデミーのスポーツプログラムが大切にしているのは、「1回だけの体験」ではなく、「年間を通した理論的な関わり」である。

1つのチームに継続して関わることで、学生は選手の成長、チームの変化、練習内容の変化、試合期とトレーニング期の違いを実感できる。

どの時期に、どのようなトレーニングが必要なのか。
強度を上げるべきタイミングはいつか。
疲労やケガのリスクにどう配慮するのか。
選手や監督とどのようにコミュニケーションを取るのか。

これらは、スポーツ現場に継続して入るからこそ学べる内容である。

医学アカデミーのスポーツプログラムでは、理学療法士としての医学的知識を土台に、スポーツトレーナーとしての実践力を育てている。入間向陽高校女子バスケットボール部 SHINES へのサポートは、その学びを象徴する取り組みの1つである。

医学アカデミーの教員・学生が連携し、スポーツ現場での実践力を育成
医学アカデミースポーツプログラムの教員スタッフ

スポーツを支える理学療法士を目指す人へ

スポーツに関わる仕事がしたい。
アスリートを支える理学療法士になりたい。
トレーニング、コンディショニング、メディカルサポートを現場で学びたい。

そのような学生にとって、医学アカデミーのスポーツプログラムは、実際のチームに関わりながら学べる環境である。

教室で学ぶ解剖学、運動学、トレーニング理論を、実際のスポーツ現場でどう活かすのか。
医学アカデミーでは、学生がその答えを現場で学んでいる。