医学アカデミーの学生トレーナーがラグビーユースチームの現場へ|夜間課程3年生がSaitama Panasonic Wild Knights ユースチームのトレーナー兼コーチとして活動中

理学療法士を目指しながら、スポーツ現場で挑戦しています

皆さんに紹介したい学生さんがいます。

医学アカデミー理学療法学科 夜間課程3年生の藤田トレーナーと佐々木トレーナーです。

現在、理学療法士国家試験に向けて学びながら、2026年よりワイルドナイツのユースチームでトレーナー兼コーチとして活動しています。

「幼少期からラグビーに関わる仕事に憧れ、スポーツトレーナーやコーチとして選手を支えたいという思いを持ってきました。今回、その夢に近づく大きな機会をいただき、喜びと同時に大きな責任を感じています」

藤田トレーナー

学校で学んだ知識が、現場でつながる瞬間

スポーツ現場では、選手の身体の状態を確認したり、練習やトレーニングをサポートしたり、選手一人ひとりに必要な関わりを考えながら行動しています。

医学アカデミーで学んでいる解剖学、運動学、理学療法評価、トレーニング理論などの知識が、実際のラグビー現場でどのように活かされるのかを日々実感しています。

「教科書で学んだ内容が、選手の動きやコンディションと結びついた瞬間は、とても大きな学びになります。学生のうちからスポーツ現場に立つことで、理学療法士として必要な視点も、スポーツトレーナーとして必要な判断力も、少しずつ磨かれていると感じています」

選手一人ひとりの状態を確認し、練習やコンディショニングをサポートしています。
ラグビー選手の身体を確認する医学アカデミーの佐々木トレーナー

忙しい毎日。でも、それ以上にやりがいがある

授業、実習、国家試験対策、そしてチームでの活動。正直に言えば、毎日はとても忙しくなりました。

それでも、佐々木トレーナーはこう話しています。

「すごく忙しい生活になりました。でも、かなりやりがいを感じながら、いきいきと生活できています。」

選手の成長を近くで見られること、自分の関わりがチームや選手の力になることは、何にも代えがたい経験です。大変さはありますが、それ以上に充実感があります。

答えが出ないからこそ、考え続ける

藤田トレーナーは、日々の活動についてこう話しています。

「毎日、選手のことを考えています。あの選手には何ができるのか、次のメニューは何が正解なのか。答えがすぐに出ないことをずっと考えています。暗中模索ですが、すごく楽しいです。」

スポーツ現場では、いつも明確な答えがあるわけではありません。

選手の状態、練習内容、チームの方針、試合までの期間、ケガのリスク、パフォーマンス向上の可能性など、さまざまな要素を考えながら判断する必要があります。

だからこそ、考え続ける力が求められます。選手と向き合い、コーチやスタッフと情報を共有し、チームの一員として行動する。その積み重ねが、現場での信頼につながっていくのだと感じています。

現場では、知識や技術だけでなく、選手やスタッフとのコミュニケーションも重要になります。

選んでいただけた理由は、知識や技術だけではない

この現場で活動する機会をいただけた背景には、これまでの経験や、学校で学んできた知識・技術があると思います。

しかし、それだけではありません。

実際の現場で特に大切だと感じるのは、コミュニケーション能力や社会人基礎力です。

選手にどのように声をかけるか。
コーチやスタッフとどのように情報を共有するか。
自分から何を見て、何を考え、どのように動くか。

スポーツトレーナーやコーチとして活動するうえで、専門知識だけでなく、人と関わる力、責任を持って行動する力、チームの中で信頼される力が必要だと実感しています。

背中を押してくれたチーフトレーナー高橋先生

この挑戦の陰には、チーフトレーナーの高橋先生の存在があります。

大きな舞台に挑戦することに、不安や迷いもありました。自分たちに本当にできるのか、チームの力になれるのか、最初は躊躇する気持ちもありました。

そのとき、高橋先生は私たちの背中を強く押してくださいました。

「現場に出て学べ」
「今の二人なら挑戦できる」
「まずはやってみろ」

その言葉があったからこそ、私たちは一歩を踏み出すことができました。

実際に現場に立ってみると、学校の中だけでは得られない学びが数多くありました。今ではチームにも受け入れていただき、日々やりがいを感じながら活動できています。

高橋先生の後押しは、大正解だったと感じています。

医学アカデミースポーツプログラム 高橋チーフトレーナー

次の目標は、理学療法士国家試験

私たちはこれから、理学療法士国家試験に挑みます。

スポーツ現場で活動しているからこそ、理学療法士としての専門性をさらに高めたいという思いが強くなっています。

ケガの予防、コンディショニング、競技復帰、パフォーマンス向上。スポーツに関わるうえで、身体を専門的に理解する力はとても重要です。

理学療法士という国家資格を取得することで、選手を支えるための視点や知識をさらに深め、より責任ある関わりができるようになりたいと考えています。

「理学療法士になってからスポーツへ」だけではない

スポーツ業界を目指す場合、理学療法士の資格を取得してからスポーツ現場に進む人も多いと思います。

もちろん、それも一つの大切な道です。

一方で、医学アカデミーでは、学生のうちからスポーツ現場に関わり、現場で課題を見つけながら理学療法士を目指す道も大切にしています。

現場で学ぶ。
学校で学び直す。
また現場で実践する。

この繰り返しは、私たちにとってとても理想的な成長の形です。

理学療法士を目指しながらスポーツトレーナーとして活動する。
スポーツ現場での経験を、理学療法士としての学びにつなげる。

医学アカデミーだからこそできる挑戦だと感じています。

後輩たちへ。次は君たちの番です

スポーツに関わりたい。
選手を支えたい。
ラグビーや競技スポーツの現場で活動したい。
スポーツトレーナーやコーチを目指したい。

そう思っている後輩の皆さんには、ぜひ挑戦してほしいです。

最初から完璧である必要はありません。大切なのは、学び続けること、行動すること、そして人としっかり関わることです。

私たちもまだまだ成長の途中です。だからこそ、これからも選手のために考え続け、行動し続けます。

医学アカデミーで学びながら、スポーツ現場で挑戦する。
その道を、私たちはこれからも前向きに歩んでいきます。

後輩たちも、ぜひ私たちに続いてください。

スポーツトレーナーを目指すなら誰から学ぶかが重要|医学アカデミー高橋範行チーフトレーナーの紹介

スポーツを学ぶなら、“誰から学ぶか”が大切

スポーツトレーナーを目指すうえで、大切なことは何だろうか。

トレーニングの知識。
テーピングの技術。
ケガを予防する視点。
選手に信頼されるコミュニケーション力。

もちろん、どれも大切である。

しかし、それらを本気で身につけたいなら、最も大切なのは「誰から学ぶか」である。

スポーツの世界には、「詳しい人」「それっぽい人」「やっていそうな人」はたくさんいる。けれど、学生が本当に学びたいのは、実際に現場で選手を支え、チームに関わり、結果が求められる環境で経験を積んできた“本物のトレーナー”ではないだろうか。

医学アカデミーのスポーツプログラムでは、実際のスポーツ現場で活動してきたトレーナーが、学生に直接指導している。

その中心的な存在の一人が、高橋範行チーフトレーナーである。

現場経験と専門技術を学生に伝える高橋範行チーフトレーナー
医学アカデミーの高橋範行チーフトレーナー

人に好かれる。だから、選手が自然と集まる

高橋範行チーフトレーナーの魅力は、専門技術だけではない。

とにかく人に好かれるトレーナーである。

選手、スタッフ、教員、学生。高橋チーフトレーナーの近くには、いつも自然と人が集まる。現場は明るくなり、会話が生まれ、気づけば周囲にいる人たちが笑顔になっている。

スポーツ現場では、知識や技術だけでなく、「選手が相談しやすい空気をつくれること」が非常に重要である。痛みや不安、コンディションの変化は、選手が話してくれなければ把握できないことも多い。

だからこそ、選手から信頼される人間性は、トレーナーにとって大きな力である。

高橋チーフトレーナーは、確かな専門性と、選手に自然と近づいてもらえる雰囲気をあわせ持つトレーナーである。

空手経験を背景に、プロ格闘技の現場でも活動

高橋チーフトレーナーは、これまで多くの競技に取り組んできた。中でも特に長く実施していた競技が空手である。

空手で培った身体感覚、間合い、打撃動作への理解、瞬発的な動きへの感覚は、トレーナー活動にも活かされている。

その経験を背景に、プロキックボクシング選手のトレーナーやセコンドも務めてきた。格闘技の現場では、トレーニング指導だけでなく、試合前のコンディショニング、試合中の判断、選手への声かけ、試合後のケアなど、緊張感のある場面での対応力が求められる。

実際に選手のすぐ近くで、勝負の場面を支えてきた経験がある。
これは、教科書だけでは学べない現場力である。

チアリーディング、ラグビーなど多様な競技を支える

高橋チーフトレーナーの活動は、格闘技だけにとどまらない。

武蔵越生高等学校チアリーディング部では、選手のトレーニング指導や栄養指導に関わっている。チアリーディングは、ジャンプ、リフト、着地、柔軟性、筋力、持久力など、多くの身体能力が求められる競技である。安全性を確保しながらパフォーマンスを高めるには、競技特性を理解したトレーニング指導が必要である。

また、桐生第一高等学校ラグビー部では、メディカルスタッフおよびトレーナーとして、全国大会出場チームに関わっている。ラグビーはコンタクトが多く、外傷予防、応急対応、試合期のコンディショニングが重要となる競技である。

格闘技、チアリーディング、ラグビー。
競技特性の異なる現場に関わってきたからこそ、高橋チーフトレーナーは学生に対して、競技ごとに必要な見方や関わり方を実例を交えて伝えることができる。


正しいフォーム、安全な補助、負荷設定を現場目線で学ぶ
医学アカデミーの学生がベンチプレスのトレーニングをサポートする様子

キネシオテーピングを“本物の指導者”から学ぶ

医学アカデミーのスポーツプログラムでは、キネシオテーピングトレーナーのライセンス取得に向けた学びも行っている。

この指導を担当しているのが、高橋チーフトレーナーである。

高橋チーフトレーナーは、キネシオテーピング協会のインストラクターであり、その中でも「Elite」のインストラクターである。授業では、学生に対してテープの扱い方、貼付の基本、身体の見方、スポーツ現場での活用方法を直接指導している。

テーピングは、ただテープを貼る技術ではない。
どの筋肉に、どの方向で、どのような目的で貼るのか。
痛みをどう捉えるのか。
動作をどう評価するのか。
競技中にどう使うのか。

そこには、解剖学、運動学、競技特性、現場経験が必要である。

医学アカデミーでは、資格を持ち、現場を知り、実際に選手を支えてきた指導者から、学生が直接学ぶことができる。昨年度は、高橋チーフトレーナーの指導から約300名のトレーナーが誕生した。

“本物の技術”は、“本物の指導者”から学ぶ。
それが、医学アカデミースポーツプログラムの大きな強みである。

自分自身も鍛え続けるトレーナー

高橋チーフトレーナーは、選手にトレーニングを指導するだけではない。
自分自身のトレーニングにも余念がない。

現在も筋力トレーニングを継続しており、ベンチプレスの最大重量は理論値で150kgに到達している。しかも、その記録はいまだに更新中である。

選手に努力を求める立場だからこそ、自分自身も挑戦し続ける。
トレーニングの楽しさも、難しさも、継続する大変さも、自分の身体で理解している。

この姿勢は、学生にとって大きな学びとなる。

スポーツトレーナーは、知識を話すだけの仕事ではない。
選手の前に立ち、信頼され、行動で示す仕事である。

高橋チーフトレーナーは、その姿を学生に見せてくれる存在である。

学生が学ぶのは、技術だけではない

医学アカデミーのスポーツプログラムで学生が学ぶのは、トレーニングやテーピングの技術だけではない。

選手との距離感。
声のかけ方。
スタッフとの連携。
緊張感のある現場での判断。
選手から信頼される人間性。
そして、現場で求められる責任感。

スポーツトレーナーを目指すうえで、知識や資格は重要である。
しかし、それだけでは現場で信頼される存在にはなれない。

選手が「この人になら相談できる」と感じること。
スタッフが「この人がいると安心できる」と感じること。
学生が「こういうトレーナーになりたい」と思えること。

高橋チーフトレーナーは、まさにそのような存在である。

医学アカデミーでは、スポーツを“なんとなく学ぶ”のではなく、現場経験と専門性を持った指導者から実践的に学ぶことができる。

スポーツトレーナーを目指す人へ

スポーツ選手を支えたい。
ケガの予防やコンディショニングに関わりたい。
トレーニング指導やテーピングを実践的に学びたい。
人から信頼されるトレーナーになりたい。

そのような人にとって、医学アカデミーのスポーツプログラムは、現場に近い学びができる環境である。

「詳しい人」からではなく、現場で選手を支えてきた人から学ぶ。
「それっぽい人」からではなく、資格と実績を持つ人から学ぶ。
「やっていそうな人」からではなく、実際にやってきた人から学ぶ。

スポーツトレーナーを本気で目指すなら、誰から学ぶかはとても重要である。

医学アカデミーでは、高橋範行チーフトレーナーのような“本物のトレーナー”から、技術、知識、現場力、そして人間力を学ぶことができる。

スポーツトレーナーを目指す理学療法士学生の実践学習|入間向陽高校女子バスケットボール部 SHINES サポート

高校女子バスケットボール部を年間で支えるスポーツプログラム

医学アカデミー理学療法学科のスポーツプログラムでは、理学療法士を目指す学生が、実際のスポーツ現場で学ぶ機会を大切にしている。

その実践フィールドの1つが、埼玉県立入間向陽高等学校女子バスケットボール部「SHINES」である。

SHINESでは、監督の先生のご理解とご協力のもと、選手の安全、安心、そして最大限のトレーニング効果を目指したサポートを実施している。単発のイベント型サポートではなく、チームの年間スケジュールやピリオダイゼーションを踏まえながら、継続的に関わることが特徴である。

ここに、医学アカデミースポーツプログラムの学びの理想がある。

チーム全体の練習計画に合わせ、朝練でのプライオメトリック指導を実施
入間向陽高校女子バスケットボール部SHINESの朝練でプライオメトリック指導を行う様子

教員が現場を担当し、学生が同行して学ぶ

SHINESのサポートは、医学アカデミー理学療法学科の教員である古谷友希が中心となって担当している。古谷は理学療法士、NSCA-CPT、医学博士として、スポーツ現場に必要な医学的視点、トレーニング指導、コンディショニングの考え方を組み合わせながらチームに関わっている。

医学アカデミーのスポーツプログラムでは、この現場に学生も積極的に同行している。

学生は、単に見学するだけではない。選手の動き、トレーニングフォーム、疲労の様子、練習の流れ、指導者とのコミュニケーションを実際に見ながら、「現場で何を観察し、何を判断し、どのように支援するか」を学んでいく。

理学療法士・NSCA-CPT・医学博士の教員がスポーツ現場を担当
医学アカデミースポーツプログラムでスポーツ現場を担当する教員

サポートの柱は「安全・安心・最大トレーニング効果」

SHINESへの関わりでは、次の3つを重視している。

1つ目は、安全である。
高校生アスリートのトレーニングでは、強度を高めることだけが目的ではない。正しいフォーム、適切な負荷設定、疲労への配慮、ケガの予防を前提にする必要がある。医学アカデミーのスポーツプログラムでは、理学療法士+トレーナー養成校としての専門性を活かし、身体への負担やリスクを考えながらサポートしている。

2つ目は、安心である。
選手が不安なく練習に取り組めるよう、トレーニング中の声かけや体調確認、試合時のメディカルサポートを行っている。高校生にとって、近くに身体の専門家がいることは大きな安心につながると信じている。

3つ目は、最大トレーニング効果である。
チーム全体の練習計画に合わせて、筋力トレーニング、プライオメトリック指導、体力測定などを組み合わせることで、選手のパフォーマンス向上を目指している。

正しいフォームと安全管理を意識した筋力トレーニング指導
学生トレーナーが高校女子バスケットボール選手のベンチプレスをサポートする様子

筋力トレーニング、プライオメトリック、体力測定を実施

SHINESへのサポートでは、主に次のような内容を実施している。

筋力トレーニングでは、ベンチプレスなどの基本的な種目において、フォームの確認、補助の入り方、負荷量の調整を行っている。単に重さを上げるのではなく、競技に必要な身体づくりとして、安全性と効果の両立を重視している。

プライオメトリック指導では、ジャンプ、切り返し、着地、方向転換など、バスケットボールに必要な爆発的動作や減速動作を意識したトレーニングを実施している。朝練の時間を活用し、チーム全体のピリオダイゼーションに沿って取り組んでいる点も大きな特徴である。

また、体力測定を通じて選手の状態を把握し、トレーニングの方向性を考える機会も設けている。測定して終わりではなく、結果をどのように練習やトレーニングに反映するかまで考えることが、スポーツ現場で求められる力である。

バスケットボールに必要な切り返し動作や反応を意識した朝練サポート
体育館で女子バスケットボール部の朝練をサポートする様子

体力測定を通じて選手のコンディションとトレーニング効果を確認
スポーツ選手の体力測定を行う医学アカデミースポーツプログラムの様子

試合現場ではSHINES専用のメディカルサポートも実施

練習だけでなく、試合時にはSHINES専用のメディカルサポートも行っている。

試合現場では、選手の表情、動き、疲労、違和感の訴えなどを短時間で把握する必要がある。練習時とは異なり、試合では判断のスピードも求められる。学生にとって、こうした現場を経験することは、教室だけでは得られない貴重な学びとなる。

スポーツを支える専門職には、知識だけでなく、現場での観察力、判断力、コミュニケーション力が必要である。医学アカデミーのスポーツプログラムでは、実際のチームに継続して関わることで、これらの力を段階的に育てている。

年間を通して1つのチームに関わるからこそ学べる

医学アカデミーのスポーツプログラムが大切にしているのは、「1回だけの体験」ではなく、「年間を通した理論的な関わり」である。

1つのチームに継続して関わることで、学生は選手の成長、チームの変化、練習内容の変化、試合期とトレーニング期の違いを実感できる。

どの時期に、どのようなトレーニングが必要なのか。
強度を上げるべきタイミングはいつか。
疲労やケガのリスクにどう配慮するのか。
選手や監督とどのようにコミュニケーションを取るのか。

これらは、スポーツ現場に継続して入るからこそ学べる内容である。

医学アカデミーのスポーツプログラムでは、理学療法士としての医学的知識を土台に、スポーツトレーナーとしての実践力を育てている。入間向陽高校女子バスケットボール部 SHINES へのサポートは、その学びを象徴する取り組みの1つである。

医学アカデミーの教員・学生が連携し、スポーツ現場での実践力を育成
医学アカデミースポーツプログラムの教員スタッフ

スポーツを支える理学療法士を目指す人へ

スポーツに関わる仕事がしたい。
アスリートを支える理学療法士になりたい。
トレーニング、コンディショニング、メディカルサポートを現場で学びたい。

そのような学生にとって、医学アカデミーのスポーツプログラムは、実際のチームに関わりながら学べる環境である。

教室で学ぶ解剖学、運動学、トレーニング理論を、実際のスポーツ現場でどう活かすのか。
医学アカデミーでは、学生がその答えを現場で学んでいる。

スポーツトレーナーを目指すならどの資格が有利?理学療法士+NSCA資格がアスリート支援で強い理由

このコラムの要点

✅ スポーツトレーナーを目指すなら、資格名だけでなく「現場で何ができるか」を考えることが大切
✅ 現在のアスリート支援では、ケガへの対応だけでなく、予防・競技復帰・パフォーマンス向上まで求められる
✅ 理学療法士は国家資格であり、身体機能の評価、リハビリテーション、医学的リスク管理に強い
✅ ただし、理学療法士だけではトレーニング指導や競技力向上の知識が不足しやすい
✅ NSCA-CPTやCSCSなどのNSCA関連資格は、筋力トレーニング、コンディショニング、プログラム作成に強い
✅ 理学療法士+NSCA資格を組み合わせることで、「治す力」と「鍛える力」の両方を持つ人材になれる
✅ アスレティックトレーナーはスポーツ現場に特化した価値ある資格だが、国家資格ではなく、取得難易度も高い
✅ スポーツ科学実践士はスポーツ科学を学ぶ入口としては意義がある
✅ アスリート支援では、医療とトレーニングをつなげられる人材が重宝される
✅ 将来スポーツ現場で活躍したい人にとって、理学療法士+NSCA関連資格は非常に有利な選択肢である

スポーツ選手を支える仕事に興味がある人にとって、「どの資格を取ればアスリート支援に強くなれるのか」は非常に重要なテーマです。

スポーツトレーナーに関連する資格には、理学療法士、NSCA-CPT、CSCS、公認アスレティックトレーナー、スポーツ科学実践士など、さまざまなものがあります。それぞれに特徴があり、どれか一つが絶対的に優れているというよりも、「どの現場で、どのように選手を支援したいのか」によって選ぶべき資格は変わります。

その中でも、現在のアスリート支援において特に強みを発揮しやすい組み合わせが、理学療法士+NSCA関連資格です。

理学療法士は、身体機能、傷害、リハビリテーション、医学的リスク管理に強い国家資格です。さらにNSCA-CPTやCSCSなどのNSCA関連資格を取得することで、トレーニング、ストレングス&コンディショニング、パフォーマンス向上の知識を補うことができます。

つまり、理学療法士+NSCA資格は、「ケガからの復帰」と「競技力向上」の両方に関われる点で、スポーツ現場との相性が非常に高い組み合わせです。

今のスポーツトレーナーに必要なのは「トレ能力」+「治す力」

スポーツ現場では、選手のケガに対応するだけでは十分ではありません。

もちろん、捻挫、肉離れ、腰痛、肩痛、膝痛などの傷害に対して、適切な評価やリハビリテーションを行う力は重要です。しかし、現代のアスリート支援では、それに加えて次のような能力も求められます。

コンディショニングを整える力
ケガを予防する力
競技動作を評価する力
筋力や持久力を高めるトレーニングを設計する力
復帰後のパフォーマンスを高める力
選手・指導者・医療機関と連携する力

つまり、スポーツトレーナーには「医療」と「トレーニング」の両方の視点が必要です。

この点で、理学療法士は医学的な評価やリハビリテーションに強く、NSCA関連資格はトレーニング指導やパフォーマンス向上に強い資格です。両方を組み合わせることで、選手の身体を総合的に支援しやすくなります。

理学療法士はスポーツ現場でなぜ強いのか

理学療法士は、国家試験に合格し、厚生労働大臣の免許を受けて働く医療専門職です。法律上も、医師の指示の下で理学療法を行う職種として定義されています。

この「国家資格である」という点は、スポーツ現場において大きな信頼性につながります。

アスリートは、日々の練習や試合の中で、身体に大きな負荷をかけています。競技レベルが高くなるほど、痛みを抱えながらプレーしている選手も少なくありません。そのため、スポーツ現場では「ただマッサージができる」「トレーニングを教えられる」だけではなく、痛みや機能障害を医学的に評価できる力が重要になります。

理学療法士は、解剖学、生理学、運動学、整形外科学、神経学、評価学、運動療法などを体系的に学びます。そのため、選手の動作や痛みを単なる感覚ではなく、身体機能の問題として整理しやすいことが特徴です。

たとえば、膝が痛い選手に対して、膝だけを見るのではなく、股関節の可動性、足部のアライメント、体幹の安定性、筋力バランス、競技動作の癖まで含めて評価できます。

これは、アスリート支援において非常に大きな強みです。

ただし、理学療法士だけでは足りない部分もある

一方で、理学療法士の教育は、基本的には医療・リハビリテーションを中心に構成されています。そのため、競技力向上を目的としたストレングス&コンディショニングや、アスリート向けのトレーニングプログラム作成については、追加で学ぶ必要があります。

そこで相性がよいのがNSCA関連資格です。

NSCAジャパンは、ストレングス&コンディショニングに関わる専門的な指導者育成を行っている団体です。

NSCA-CPTは、クライアントへの面談と評価、プログラムプランニング、エクササイズテクニック、安全性などを扱う資格です。認定条件には、NSCAジャパン会員であること、18歳以上、高等学校卒業または同等以上、有効なCPR/AED認定、認定試験合格などがあります。

CSCSは、よりアスリート支援に特化した上位性の高い資格です。認定条件には、学士・修士・博士、または高度専門士の称号、有効なCPR/AED認定、基礎科学セクションと実践/応用セクションの合格などが含まれます。

CSCSでは、エクササイズサイエンス、スポーツ心理学、栄養学、プログラムデザイン、テストと評価、組織運営などが問われます。これは、アスリートの競技力向上を支えるうえで非常に実践的な内容です。

つまり、理学療法士がNSCA関連資格を取得することで、医学的評価とトレーニング指導をつなげられる人材になりやすいのです。

理学療法士+NSCA資格の強み

理学療法士+NSCA資格の最大の強みは、「ケガをした後」だけでなく、「ケガをしない身体づくり」や「競技力を高める身体づくり」にも関われることです。

たとえば、理学療法士のみの場合、傷害後のリハビリテーションには強い一方で、競技復帰後の筋力強化、スピード、アジリティ、パワー向上などの領域では、別の専門知識が必要になる場面があります。

一方、NSCA関連資格のみの場合、トレーニング指導には強いものの、痛みや機能障害、医療的リスクを含む選手への対応では、医学的な判断に限界が出ることがあります。

理学療法士+NSCA資格であれば、この両方を補完できます。

スポーツ現場では、選手が「痛みはあるけど試合に出たい」「復帰していいのか判断してほしい」「筋力は戻ったが動きに不安がある」といった状況に直面します。このような場面では、リハビリテーションの知識とトレーニングの知識を横断できる人材が重宝されます。

特に高校、大学、クラブチーム、育成年代のスポーツ現場では、医療機関と現場の橋渡しができる人材の価値は高いといえます。

アスレティックトレーナーとの違い

スポーツトレーナー資格として有名なものに、公認アスレティックトレーナーがあります。

公認アスレティックトレーナーは、日本スポーツ協会が認定する公認スポーツ指導者資格の一つであり、スポーツ現場での救急対応、評価、アスレティックリハビリテーション、テーピングなどを学ぶ実践的な資格です。取得ルートによっては、JSPO加盟団体などからの推薦が必要になる場合もあります。

この資格は、スポーツ現場で活動したい人にとって非常に価値のある資格です。

一方で、理学療法士のような国家資格ではなく、あくまでスポーツ関連団体が認定する資格です。また、試験も決して易しいものではありません。2024年度の公認アスレティックトレーナー専門科目検定試験では、旧カリキュラムの理論試験合格率は53%、新カリキラム検定試験の全体合格率は春期25%、秋期23%と公表されています。

そのため、公認アスレティックトレーナーは「価値がない資格」ではまったくありません。むしろスポーツ現場に特化した重要な資格です。ただし、取得難易度や取得ルート、国家資格ではない点を考えると、進路選択の段階では冷静に比較する必要があります。

医療機関やリハビリテーション領域、将来的な職域の広さまで考えるなら、まず理学療法士という国家資格を土台にし、そのうえでNSCA関連資格やAT領域の学びを追加していく戦略は非常に現実的です。

スポーツ科学実践士との違い

スポーツ科学実践士は、スポーツ科学を現場で活用するための知識や実技を学ぶ資格として紹介されています。学校によっては、在学中に取得可能な資格として案内されており、スポーツ現場で役立つ理論、実技、測定方法などを学ぶ機会として位置づけられています。

また、スポーツ科学実践士については、科学的視点でスポーツを捉え、アスレティックリハビリテーション、トレーニング指導、テーピングテクニックなどを学ぶ資格として紹介している教育機関もあります。

このように、スポーツ科学実践士は、スポーツ科学を学ぶ入口としては意義のある資格です。

ただし、就職や求人での認知度という点では、理学療法士、NSCA-CPT、CSCS、公認アスレティックトレーナーなどと比較すると、資格名そのものが応募条件として明記される場面はまだ多くない(筆者は見つけられませんでした)印象です。

※あくまでも筆者が求人サイトで調べた時点(2026年7月1日)での印象です。

そのため、スポーツ科学実践士は「スポーツを科学的に学んだ経験を示す資格」として活用しつつ、将来的にスポーツ現場で専門職として活動したい場合には、理学療法士やNSCA関連資格など、より職域や専門性が明確な資格と組み合わせて考えるとよいでしょう。

資格比較のポイント

スポーツトレーナー関連資格を比較するときは、次の3つの視点が重要です。

1つ目は、資格の社会的信頼性です。
国家資格である理学療法士は、医療専門職としての信頼性があります。スポーツ現場だけでなく、病院、クリニック、介護予防、地域支援、教育、研究など、幅広い分野で活用しやすい資格です。

2つ目は、スポーツ現場での実践性です。
公認アスレティックトレーナーやNSCA関連資格は、スポーツ現場での実践に直結しやすい内容を含んでいます。特にNSCA関連資格は、トレーニングプログラム、テストと評価、エクササイズテクニックなど、競技力向上に関わる知識を体系的に学べる点が強みです。

3つ目は、就職やキャリアへのつながりです。
スポーツ現場で働きたい場合でも、最初からプロチームやトップアスリートに関われる人は多くありません。現実的には、医療機関、整形外科、リハビリ施設、トレーニング施設、学校スポーツ、地域スポーツ、クラブチームなど、複数のフィールドを視野に入れる必要があります。

その点で、理学療法士+NSCA関連資格は、医療とスポーツの両方に展開しやすい組み合わせです。

結論:アスリート支援を目指すなら「理学療法士+NSCA資格」は強い選択肢

スポーツトレーナーを目指すうえで、資格選びに正解は一つではありません。

公認アスレティックトレーナーは、スポーツ現場に特化した非常に価値のある資格です。スポーツ科学実践士も、スポーツ科学を実践的に学ぶ入口として意義があります。NSCA-CPTやCSCSは、トレーニング指導やストレングス&コンディショニングを学ぶうえで有力な資格です。

その中で、現在のアスリート支援において特に現実的で強い組み合わせが、理学療法士+NSCA関連資格です。

理学療法士として、身体機能、傷害、リハビリテーション、医学的リスク管理を学ぶ。
NSCA関連資格で、トレーニング、評価、プログラムデザイン、パフォーマンス向上を学ぶ。

この2つを組み合わせることで、選手の「痛みを改善する」「ケガから復帰する」「再発を予防する」「競技力を高める」という一連の流れに関わることができます。

スポーツ現場で求められる人材は、単に資格を持っている人ではありません。選手の身体を正しく評価し、必要な支援を判断し、医療とトレーニングをつなげられる人です。

これからスポーツトレーナーを目指す人、アスリート支援に関わりたい人は、資格名だけで比較するのではなく、「その資格で何ができるようになるのか」「現場でどのような価値を提供できるのか」という視点で進路を考えることが大切です。

その意味で、理学療法士を土台にNSCA関連資格を組み合わせるキャリアは、アスリート支援を目指す人にとって非常に有力な選択肢といえるでしょう。

スポーツプログラム特別企画「キネシオテーピングセミナー」

医学アカデミーではスポーツプログラム特別企画「キネシオテーピングセミナー」を開催しています。

キネシオテーピングは、スポーツ現場におけるコンディショニングやケガの予防、動作サポートなどに幅広く活用されている実践的な技術です。本セミナーでは、基礎的な考え方から正しい貼り方まで、初めての方にもわかりやすく学べる内容をご用意しています。

理学療法士を目指している方、スポーツ分野に関心のある方、将来スポーツ現場で選手を支える仕事に興味がある方にとって、医療とスポーツのつながりを体感できる貴重な機会です。

学校説明会とあわせて、医学アカデミーで学ぶ魅力や、将来の進路につながる実践的な学びをぜひ体験してください。

開催日程

場所
6月7日(日)医学アカデミー理学棟
7月5日(日)医学アカデミー理学棟
8月2日(日)医学アカデミー理学棟
8月23日(日)医学アカデミー理学棟

参加費について

本セミナーは、専門的な実技内容を含む講習のため、参加区分に応じて参加費を設定しております。
なお、医学アカデミーへの受験を具体的に検討されている方については、進路支援の一環として無料でご参加いただけます。その他の方につきましては、当学との関係や受講目的に応じて参加費が異なります。
参加費の詳細は以下をご確認ください。

区分対象参加費
当学受験希望者当学への受験を具体的に検討し、学校説明会・個別相談に参加される方無料
進路検討者理学療法士養成校への進学を検討しており、当学を進路候補の一つとして検討中の方5,500円
卒業生当学卒業生で、同窓会に入会されている方11,275円
一般受講者資格取得・スキルアップを目的とし、当学への受験予定がない方22,525円

※付き添いの方も当学受験の可能性をご検討いただける方は「進路検討者」として受験いただけます。
※参加区分は申込内容をもとに確認させていただきます。
※定員に達し次第、受付を終了いたします。
※参加費には講習費・教材費・認定関連費用を含みます。
※保護者の方は見学可能です。実技参加を希望される場合は別途お問い合わせください。

キネシオテーピング資格認定講座開催

医学アカデミー理学療法学科では、2025年度からスポーツプログラムが開始されます!そこで、入学前の高校生や社会人を対象に、テーピングに触れてスポーツ理学療法を体験する機会を作りました!