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国際協力活動のご紹介

国際協力活動を通じて世界の理学療法技術の向上に貢献


学校法人医学アカデミー理学療法学科は、学校法人、医療法人および社会福祉法人を有するMIZUHOグループの一員です。弊学は、MIZUHOグループ内の薬ゼミ情報教育センター国際事業部との連携をして、世界の理学療法技術の向上に貢献しています。

JICA国別研修事業「中央アジア 脳卒中リハビリテーション」(2023-2025年度)

医学アカデミーは川越リハビリテーション病院と協同で、中央アジアのウズベキスタン、キルギス、カザフスタン、タジキスタンの4カ国の政府関係者、医師や看護師対象とした脳卒中リハビリテーション研修を3年間のプログラムとして実施しています。中央アジアでは、リハビリテーションの制度整備が十分でないことに加え、専門的な技術や人材の不足が課題となっており、患者の回復を支える医療体制の強化が急務とされています。私たちは、この研修を通じて日本のエビデンスに基づいたリハビリ技術と実践的なアプローチを共有し、対象国の医療水準の向上に寄与しています。国境を超えた学びと交流を通じて、日本のリハビリ技術が世界に通用することを実感し、学生教育にも還元しています。

医学アカデミーにて義肢装具の調整方法についての実習中の様子。「日本の義肢装具は自国のものと比べ、高品質で種類や機能も多彩」と感心していました。
中央アジア各国から集まった研修員との記念撮影。医学アカデミー生の真剣な学びの姿勢に感銘を受けていました。

より詳しく知りたい方は、イガアカタイムズ(2023年度2024年度 )もご覧ください。

キルギスリハビリテーション病院事業(2024年度-2025年度)

2024年11月、キルギス共和国の首都ビシュケクにある大学病院と協力し、新たなリハビリテーション病棟を開設しました。キルギスでは、理学療法士をはじめとするリハビリ職種がほとんどおらず適切なリハビリテーションが十分に提供されていない状況が長年続いています。また、制度整備、設備及び専門技術者等の不足が深刻な課題となっていました。

こうした状況に対し医学アカデミー卒業生で非常勤講師、現・川越リハビリテーション病院職員である日本の理学療法士、宇都宮洋介が現地に赴き、適切な日本式リハビリ技術提供と現地医療従事者の技術向上に尽力しています。これまで寝たきりだった患者が歩けるようになるなど、ご家族および現地関係者の方々から大変感謝をされています。本事業を通じ、キルギスでの日本式リハビリ普及を目指しています。

日本の理学療法士が、キルギスの病院に。頭部外傷で入院していた患者さんに対する歩行練習。初日は理学療法士にもたれながらなんとか歩いているような状態でした。
日本式リハビリ開始3日後。視線がしっかりと前を向き、姿勢も安定。自身を持って歩行器を使用できるように。歩行距離も伸び、目に見える改善に本人とご家族からも感謝の声をいただきました。

世界で活躍するリハビリ職種から学ぶ【公開セミナー】への登壇(2024年度)


2024年7月に、オンラインとオフラインのハイブリッド形式で開催された「世界で活躍するリハビリ職種から学ぶ【公開セミナー】」に専門学校医学アカデミー理学療法学科とJICA海外協力隊が登壇しました。本セミナーでは、異国で活躍するリハビリ職種を代表し、学科長の土屋稔と教員の奥平貴仁がJICA海外協力隊とともに海外での活動や生活の様子、現地のリハビリ職種と連携方法などについて講演しました。当日は70名以上が参加され、リハビリ職種として海外で活動するリアルな実体験や学びを直接聞くことができるセミナーとなりました。

会場となった医学アカデミーでは、教員が自身の海外でのキャリアと学びについて熱く語りました。
キルギスの雄大な自然を背景に、日本のリハビリ技術の普及に励むJICA海外協力隊員の生活の一コマ。
セミナーの様子。多くの参加者から「異文化でリハビリを進める難しさと楽しさがよく伝わった」「新しい挑戦への勇気がもらえた」等多くの感想が寄せられました。

より詳しく知りたい方はイガアカタイムズもご覧ください

ウズベキスタン 現地リハビリテーション研修・調査(2023年度)

2024年3月、弊学の教員である奥平貴仁が中心となり、ウズベキスタンの首都タシケントで国別研修「中央アジア 脳卒中リハビリテーション」のフォローアップ研修および調査を実施しました。
この研修では、40名の現地医療従事者を対象に4日間にわたり日本式リハビリ技術と知識に関する研修を行いました。また、現地のリハビリ事情を調査し、得られた結果を基に、を今後の支援方針策定時に参考とするための報告書を作成・提供しました。本取り組みを通じて、日本式リハビリ技術の普及を促進させ、脳卒中患者へのケアの質を改善する等、医学アカデミーはグローバルな医療発展に貢献しています。

現地研修の一場面。脳卒中患者の評価と基本動作の観察手法について、熱心に学ぶ参加者の姿が印象的でした。
研修を終えた参加者。「リハビリテーションに携わる全医療従事者がこの研修を受けるべき!」等、多くの好評の声をいただきました。

※ウズベキスタンのテレビ局で取材を受け、現地で放映されるほど注目度が高い研修となりました! リンクはこちら。

JICAホームページで紹介されました。

キルギス リハビリテーション医療状況調査(2019年度)

2019年12月、世界銀行の管轄組織であるIFC(国際金融公社)より依頼を受け、キルギスでのリハビリテーション状況調査を実施しました。弊学が初めて国際的にリハビリ事業に携わるきっかけとなったプロジェクトです。学科長の土屋稔とグループ法人の医療法人瑞穂会の理事長の穂坂邦大(医師)がキルギスの保健省と協力して、新しい患者紹介(リファラル)システムの構築に挑みました。この調査では、現地リハビリ医療の問題点を詳しく分析するとともに、日本や他国の成功事例を参考にしたリハビリに関連する政策と実施計画の提言が行われました。

キルギス政府関係者との医療状況の整理や改善に向けた打ち合わせ。活発な意見交換が行われました。